スタッフインタビュー 03
愛する山々に囲まれて 木材と
“対話”する日々
Keisuke Sasagawa笹川 敬介
入社年:平成 22 年
安藤木工所|長野県松本市・安曇野市の木製建具屋
家具や建具を総合的に扱っているのでここがいいなと思って入りました。あとは山登りが好きなので、山の麓で仕事をしたいなというのも理由の一つです。
木取の仕事です。木取というのは、製作ではなく材料を提供する立場です。積んである材料をフォークリフトで持ってきて、完成する建具より5ミリくらい広く切り出していく作業のことです。
木は実際に削ってみないとわからない部分もあるので、それを予測しながら木取をするように心がけています。無駄な部分は見えない部分で使う心材に使うようにします。なるべくいいものを素早く出して提供していくことに気を配っています。丸太で買ってきて製材しているので、いいところだけというわけにはいかずムダも出ますが、それをうまく使えるように工夫しながら製材していくことにも気を付けています。
多い材料の中からいいところを探し出して木取をしていくことです。材料がなければ始まらないし製品を作れないので、在庫の確認や先の先を考えるに心がけてはいます。力仕事でもあるし同じことの繰り返しなので向き不向きはあるし、実際に数をこなさないとわからない部分もありますが、自分の場合はやりがいを持って仕事ができています。
材料はトレーラーで来るんですが、それを降ろすのが慣れるまでには大変でした。アームが上まで伸びる特注のフォークリフトを使うんですが、重い材料だと不安定になってしまうので大変でした。あとは材料によっても木取しにくい材料もあるし、注文の数が多い場合にはムダなく必要な数量が取れるかどうか…という部分で悩むこともあります。